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インプラント

インプラント|かやはら歯科クリニック|瀬田の歯医者さん

インプラントとは?

インプラントとは

失ってしまった歯の代わりに人工の歯を顎の骨に埋め込み、人工の歯で噛む機能を回復させる治療です。インプラント治療は入れ歯とは異なり、顎の骨に人工歯根を直接埋め込むので入れ歯のようにズレたり浮いたりすることはありません。埋め込んだ歯根にはセラミックの人工歯を被せます。「しっかり咬みたい」「入れ歯は入れたくない」という方にぴったりの治療です!

インプラントのメリット

失った歯が天然歯のように噛めるようになる

ご自身の歯と変わらず、きちんと噛めるようになるので、食事が楽しくなります。

他の歯に負担をかけない

インプラントは、隣の歯を削ったりせずに治療することができます。ブリッジや部分入れ歯などの治療方法は、周囲の歯を支えにするため、他の歯に負担が掛かりすぎて、ダメージが蓄積され他の歯までも寿命が短くなってしまいます。周囲の歯に余剰の負担をかけさせないインプラント治療では、周囲の天然歯の寿命を短くさせることはありません。

見た目が自然

インプラントで使用する被せ物の材質はジルコニアといい、見た目が天然歯と変わらず白くて自然です。人工歯根と被せ物を繋ぐアバットメントという器具も、外から見えることはありません。そのため、前歯にインプラントを埋入しても審美性は十分あります。自分から言わなければ、周りの人にも気づかれないほどの綺麗さです。

違和感がない

インプラントは入れ歯のような不快感や違和感がないため、自分の歯に似た感覚で使用することができます。不快感や違和感がないので入れていることを忘れるほどです。

話しやすい

入れ歯のような不快感や違和感がないため、話すことに支障をきたしません。そしてお口を動かしても外れることもないので、気にすることなく過ごすことができます。

インプラントのデメリット

外科治療が必要

入れ歯やブリッジの治療とは異なり、外科治療が必要となります。外科治療と聞くと不安な気持ちになる方も多いかもしれません。しかし、虫歯治療と同じ局所麻酔を使用し、麻酔もきちんと行いますので、痛み無く治療を終えられることができます。術後は痛みが出ることもありますので痛み止めと、化膿止めの抗生物質を処方させていただきます。

抜歯をしてからの
治療期間が長い

抜歯してから傷口が治り、骨がある程度出来上がるのを待つ期間が3ヶ月程度、人工歯根を埋入してから、人工歯根と骨が結合するのを待つ期間が2〜6ヶ月程度必要です。骨の量に応じて、骨造成という処置が必要である場合は更に時間が必要となります。1次オペ(人工歯根を埋入する日)の治療時間は1時間半〜2時間と、他の治療に比べて長くかかりますが、人工歯根が骨と結合してからの治療は長くても1時間と、他の治療時間と変わりません。

自由診療になるため
費用がかかる

入れ歯やブリッジなどの治療は保険適応のものがありますが、インプラント治療は保険適応外となり、自由診療となります。そのため、保険治療費よりは、大きく費用がかかりますが、インプラントにかかる医療費は、医療費控除の対象となりますので、活用してもらえればと思います。

予防メンテナンスが大切

インプラントは人工歯のため、虫歯になることはありませんが、お口の中の環境によっては、時間と費用をかけて入れたインプラントも歯周病になってしまうことがあります。(*インプラント周囲炎)天然歯と同じように、歯周病には要注意です。歯周病は歯周組織に炎症が起き、骨が溶けてしまうため、ご自身の骨と結合させているインプラントも骨が溶けてしまうと長持ちさせることができません。日々の口腔ケアと定期的な歯科検診がとても大切となります。セルフケア方法は、歯科衛生士により適切な方法をお伝えします。

全身疾患のある方

心臓病、脳梗塞などで、外科処置が難しい方、重度の糖尿病や骨粗鬆症の場合、骨との結合が良くない場合があります。糖尿病であればHbA1cの数値が6.5以上は感染を起こしやすくインプラント治療には向いていません。骨粗鬆症の場合は、骨との結合する時間が通常よりも長く要することが多く、ビスホスホネート製剤を使用されている場合は、インプラント治療に限らず親知らずの抜歯などの外科手術など、感染し骨壊死を起こす可能性がありますので避けた方が好ましいです。このようなご病気をお持ちの方は、口腔外科のある病院や大学病院の先生にご紹介することも可能ですのでご相談ください。

こどもにはできない

インプラントは骨に埋入するため、顎が成長が終わっていないこどもには、インプラント治療は向いていません。顎の成長が終わる18~20才以降が、インプラント治療を行うことが出来る時期となります。

インプラント治療の流れ

1

検査・カウンセリング

検査・カウンセリング

レントゲン撮影、CT撮影、口腔内検査を行い、それらを分析し、精密検査をします。欠損部位とその周囲の骨の厚み、骨の高さ、骨密度、骨吸収の程度をチェックします。レントゲン画像、口腔内写真を用いて必要な治療法(*オプション治療)、治療内容等をご説明していきます。この時にインプラント治療にかかる総額の治療費用の見積もりもお渡しします。インプラントの治療前に処置しておくべき病変がある場合は、それまでに治療を進め、インプラント治療と並行して進めていけるものは、インプラントの経過をみながら治療をしていきます。

2

インプラント埋入

インプラント埋入

インプラントを骨の中に埋入します。埋め込んだインプラントの上に歯肉を被せて縫合し、骨とインプラントが結合するのを待ちます。

3

被せ物(人工歯)の作成(型取り)

被せ物(人工歯)の作成(型取り)

患者さんのお口の状態や噛み合わせに合った人工歯(上部構造=かぶせ物)を作るため、3D光学スキャナーで型取りをおこないます。形や色など、周りの歯に馴染むように人工歯を製作します。

4

被せの装着

被せの装着

型取りから2〜3週間で、被せ物ができあがります。型取りして出来上がった被せ物を土台に装着して治療完了です。天然歯と色を合わせて作成しますので、自然な見た目です。

インプラント周囲炎とは?

インプラント周囲炎とは、インプラント周辺の組織が歯周病に感染した状態を言います。

インプラント周囲粘膜炎

埋め込んだインプラント周囲の歯肉に炎症が発生するトラブルは「インプラント周囲粘膜炎」と呼ばれます。インプラント周囲粘膜炎は、インプラントの周りだけに限った炎症です。放置すると周囲炎を引き起こすため、セルフケアとメンテナンスが欠かせません。インプラント周囲粘膜炎の時に気づき治療することが、インプラントを長く持たせるために重要です。

インプラント周囲炎

歯肉炎が進み、歯の土台となっている骨にも炎症が及ぶと歯周炎となり、インプラントを埋め込んでいる場合は「インプラント周囲炎」と呼ばれます。インプラント周囲炎は炎症が組織から骨にまで進行した状態です。骨が溶かされるほかにも感染を起こした歯肉からの出血や膿が出るなどのトラブルがみられます。痛みがでにくく、気付きにくいですが進行が早いのが特徴です。

インプラント周囲炎は、口腔内が不衛生な状態となって歯周病菌が増殖することによって引き起こされます。天然歯に比べインプラントは炎症への抵抗力が低いため、一度細菌感染を起こすと骨吸収が急速に進行することがあります。インプラント周囲炎が重度にまで進行している場合、インプラントを摘出する必要があったり、自然と抜け落ちてしまったりすることもあります。インプラントには神経がないため、自覚症状が出にくく、気が付いたときには重症化しているケースも多いため、感染予防が重要です。日々の口腔ケアと定期的な歯科検診が大切ですので、治療が終わってからもメンテナンスにお越しください。セルフケア方法は、歯科衛生士により適切な方法をお伝えします。

インプラントオプション治療

骨造成(GBR)

インプラントを顎の骨に埋め込む際、十分な骨の高さや厚みが必要です。抜歯前の炎症状態や歯周病により骨が大きく溶けている場合、加齢によって顎の骨が不足している場合は、インプラントを埋入する骨がないため、インプラントが骨から露出しまいます。インプラント埋入後の治癒状態が悪くなったりもするため、骨がない場合はインプラント治療が行えません。
しかし、骨造成の処置を行えば、骨の量や厚みを増やすことができ、何もせずにインプラントを埋入したときに起こりがちなトラブルを防ぎ、安全に手術を行える期待が高まります。
当院が行う骨造成は、GBR法(骨誘導再生法)と呼ばれる手術方法です。骨が不足している場所に自家骨(自分の骨)と骨補填材(人工的な材料)を充填し、数ヶ月間の治癒期間を経て骨が再生していくのを待ちます。そして骨が安全にインプラントが埋入できる状態になってから、インプラントを埋入します。少量の骨造成であれば、同日にインプラントを埋入することもあります。

上顎洞挙上術(ソケットリフト)

上顎洞挙上術

インプラントを入れるための骨の高さが足りない場合に行います。上顎の奥歯のすぐ上には、副鼻腔の一つである上顎洞という空洞があります。この上顎洞までの骨の高さが不足している場合は、上顎洞底挙上術を行うことで、骨の高さを増やし、インプラント治療が可能となります。

上顎洞挙上術

インプラントを埋入する穴からソケットリフト専用の器具を挿入し、上方に向かって器具を入れ少しずつ圧をかけることで上顎洞底に空間を作る方法です。このできた空間に人工骨を入れ、インプラントを埋入します。当日にインプラントの埋入が難しい場合は、ソケットリフトのみ行い、3ヶ月ほど期間を空けてからインプラントを埋入します。
上顎洞挙上術にはサイナスリフトというものもあります。ソケットリフトよりも上顎洞の高さを大きく必要とする場合に行います。サイナスリフトが必要な場合は、大学病院に紹介させていただき、処置していただくこともあります。

結合組織移植術(CTG)

歯肉の薄い部分を補強するために、上顎の口蓋部分から「結合上皮」のみを切り取り移植する方法です。見た目が歯肉の色に左右されず、歯肉の厚みや形態を維持することができます。歯肉の厚みを増やすことで*インプラント周囲炎のリスクを下げることができます。

遊離歯肉移植術(FGG)

歯肉の幅、インプラント周りの角化歯肉が足りない場合に、歯肉を増やすために、上顎の口蓋部分から一部歯肉を切り取り、その採取した歯肉を必要な部分に移植する方法です。FGGを行うことで歯根の周りに角化歯肉(コラーゲン線維に富んだ固く、動かない歯肉)が出来上がります。角化歯肉でインプラントの人工歯根を覆うことで、しっかりブラッシングができるようになるので、結果的にインプラントが長持ちするという結果につながります。欠点としては、口蓋の歯肉から移植するため、結合させた歯肉と周りの歯肉の色の違いが出ることがあります。

当院で使用しているインプラントメーカー

上顎洞挙上術

アストラティックインプラントシステムEV(ASTRA TECH IMPLANTS DENTAL SYSTEM)
インプラントの種類は、メーカーだけでも世界で数百種類も存在すると言われ、歯科医院ごとに使用するシステムが異なります。アストラテックインプラントは、スウェーデンのアストラテック社が提供する『世界4大インプラント』の一つで信頼できるインプラント会社です。このインプラントの特徴は、骨との結合が非常に早く、短期間で咬めるようになり、身体への負担も少ないことです。そして、様々な太さや長さのインプラント体を揃えているので、顎の骨の状態にあったものを選ぶことができます。

Q&A

インプラントはどれくらい長持ちしますか?
10年以上長持ちする方が90%以上です。トラブルなく過ごすことができれば長く使っていただくことができます。ご自身の歯もどれくらい持つのかわからないように、インプラントも何年長持ちしますと言い切ることはできません。インプラントは虫歯になりませんが、歯周病になる可能性があります。歯周病は骨が溶けてしまうため、インプラントを支えている骨が溶けてしまうと動揺が起こり、抜けてしまうことがあります。そうならないために、ご自宅でのセルフケアをきちんと行っていただくこと、歯科での定期検診によるメンテナンスが重要です。
痛みや腫れはありますか?
術中はしっかりと麻酔を効かせて行いますので、痛みなく終えられます。術後の痛みは個人差はありますが、痛みは当日〜翌日がピークであることがほとんどで、人によっては2〜5日程度続くこともあります。術後、インプラント埋入の部位によっては腫れやすいことがあります。腫れは2〜4日をピークに1週間かけて落ち着いていきます。
治療時間はどれくらいですか?
インプラント埋入は麻酔や術前ケアの時間も含めて、1時間半ほどで終了します。(上顎洞挙上術や骨造成を行う場合は所要時間が長くなることがあります)インプラント埋入以降の処置は1時間かからず終了することがほとんどです。
術後の注意事項はありますか?
食べ物や、舌によって力が加わることを避けるようにしましょう。お食事をするときは、手術をした部分で噛まないように注意しましょう。縫合をしている場合は、糸をひっぱたり無理に取ったりしないように気をつけてください。外科処置となりますので当日はゆっくり体を休めることをおすすめします。当日にも、術後の注意事項を記載した資料のご説明・お渡しをいたしますので、安心をして処置を受けていただければと思います。
入院することはありますか?
当院で治療する場合は必要ありません。治療当日にお帰りいただけます。
インプラントは誰でも受けられますか?
条件が満たされれば、骨の成長が終わる18〜20歳以上の方であれば、誰でも受けられることができます。全身的な問題では、重度の糖尿病や骨粗鬆症、肝臓疾患、心臓疾患、血液疾患などを有する方はインプラント治療が難しいことがあります。このようなご病気をお持ちの方は、口腔外科のある病院や大学病院の先生にご紹介させていただきます。局所的な問題では、歯周病のコントロールがされていない方、顎の骨が吸収され極端に骨が少なくなってしまった方、強い歯ぎしりがある方、反対側の歯との間にかみ合うスペースがない方、極端に歯並びが悪く噛み合わせに問題のある方などは、前処置が必要となることがあるかもしれません。条件が満たされれば、高齢者でも安全に手術やその後の処置を受けていただけます。実際に当院でも70代〜の方でインプラント治療を受け安定した予後の経過がみられています。
インプラント治療完了までどれくらいの期間が必要ですか?
インプラントを埋入する部分の骨の硬さ、量、形態や埋入する場所、そしてその方の口腔内全体の状況によっても異なりますが、通常インプラントを埋め込む手術をしてから6ヶ月~の期間をみていただければよいでしょう。抜歯をしてからインプラントの治療に入る方は、抜歯した傷口が治り、骨が出来上がるまでの期間(約3ヶ月~)が必要となります。
金属アレルギーがある人でもインプラントはできますか?
現在日本で使用されているインプラントのほとんどはチタンでできています。チタンは生体との親和性が良く、アレルギーを起こしにくいです。心配な方や、重度の金属アレルギーの既往のある方や心配な方は、一度金属アレルギー検査でチタンに対するアレルギー反応を調べてみることをおすすめします。
インプラントに保証期間はありますか?
年に2回以上定期検診を受けている方は、人工歯根は7年保証、人口歯は3年保証がついております。
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