ホームホワイトニングのメリットとデメリット
メリット | デメリット |
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ハミガキや歯のクリーニングでは落ちにくい、歯質・食事・喫煙・加齢や遺伝による歯の黄ばみを白くする方法です。ご自身の歯を本来の色よりも白くすることができます。歯の表面にホワイトニングジェルを密着させ、歯の中にある黄ばみの色素を分解して歯の色を白くしていきます。ご自身の歯を白くしていくため、仕上がりも自然な歯の色で口元の印象が明るくなります。
当院ではホームホワイトニングのみ導入しております。ホームホワイトニングは、ご自身の好きな時間に好きな場所でホワイトニングをすることができます。また、徐々に白くするので、効果も長持ちします。(約1年〜1年半)そして、ホワイトニング後に歯の色が気になった場合にも、マウスピースを持っていれば、すぐにホワイトニングすることができます。
メリット | デメリット |
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天然歯以外の歯は白くすることができません。そのため、ホワイトニング前に治療した歯は、天然歯との色が合わなくなることがあります。また、神経を取っている歯(失活歯)は、ホワイトニングの効果が出にくいので、ホワイトニングを継続するにあたり周囲との差がでやすいです。特に前歯に補綴物・修復物のある方は、ホワイトニング終了後に白くなった歯の色に合わせて、補綴物・修復物をやりかえることをおすすめします。
同じ歯でも色が変わりやすいところと変わりにくいところがあり、ホワイトニング開始の初期に、色むらが出ることがあります。しかし、継続してホワイトニングすることによって、目立たなくなり、次第に馴染みますのでご安心ください。
一時的に知覚過敏の症状が出ることがあります。知覚過敏の症状が強い方は、中断するか1回のホワイトニング時間を短くし調節するようにしましょう。歯に問題がなく知覚過敏の症状が出た場合は、半日〜1日で落ち着くことがほとんどです。
虫歯がある状態でホワイトニングをすると、知覚過敏を発症することが多いです。虫歯は、歯の表面のエナメル質が溶けている状態です。そのためホワイトニングジェルが象牙質にある象牙細管を通して、神経を刺激しやすくなるので、知覚過敏を発症する可能性が高いです。ホワイトニングをする前に虫歯の治療は済ませておきましょう。
日常生活で歯ぎしりや食いしばりのある方は、歯の表面にあるエナメル質が削られ、象牙質との距離が近くなります。象牙質の近い状態でホワイトニングをすると、ホワイトニングジェルが象牙細管を通りやすくなるので、神経にまで刺激が届き、知覚過敏が起こりやすくなります。
歯にひびが入っていると、歯の中にホワイトニングジェルや外部からの刺激が象牙質に伝達されやすくなるため、神経にまで刺激が届き、知覚過敏の原因となります。
ホワイトニング後は、冷たい飲食物など刺激になりそうな物を控えることにより知覚過敏の予防になります。事前に知覚過敏の起こりそうな部位を指摘されている場合は、その歯にホワイトニングジェルを使用することを避けるか、ホワイトニング時間を短くするなど調節して行うようにしましょう。また、ホワイトニングを始める前から知覚過敏抑制の成分配合の歯磨き粉を使用すると、知覚過敏予防になります。
歯の明るさには個人差がありますので明確な予想はできかねます。継続して使用することにより、多くの人に良好な結果を得ることができます。
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検査
まずは口腔内を検査し、虫歯や歯周病などがないか、ホワイトニングが適応かどうかを確認します。治療すべき虫歯や歯周病が見つかったら、その治療を先に行います。
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シェードテイキング
シェードガイドという色の見本をもとに、現在の色を確認し記録します。術後に効果を確認できるよう、口腔写真も撮影します。
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歯のクリーニング
歯に汚れや着色が付着していると、ホワイトニングの効果が下がるため、クリーニングで綺麗にしてからホワイトニングに移行します。
4
ホワイトニングトレー・ジェルのお渡し
完成したホワイトニングトレーとホワイトニングジェルをお渡しし、自宅でのホワイトニング方法と注意事項の説明をします。追加でホワイトニングジェルのみの購入ができます。必要な方はご来院いただき、ジェルを購入してください。
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歯科医院での術後ケア
ホワイトニング後にご来院いただき、再度シェードテイキングを行い、写真撮影を行います。ホワイトニング前と比較し明るさの確認をします。トリートメントケアを行い仕上げていきます。
ホワイトニングとクリーニングの大きな違いは、ホワイトニングは歯の中の色素自体を白くすることが目的で、自費治療になります。それに対して、クリーニングは歯の汚れを落として歯をキレイにすることが目的で保険治療で行うことができます。ホワイトニングは歯自体を明るくしたい場合に行い、クリーニングは、茶渋・ヤニ・着色など歯面に付着している表面の汚れを落とし、綺麗にすることで本来の歯の状態に戻します。着色汚れが多く付着している場合は歯が明るくなった様に感じることがありますが、歯自体の色が変わることはありません。
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歯の質
髪質や肌質がそれぞれ個人差があるように歯にも色や形、大きさなどなど違いがあります。そのため昔から歯が黄色いという方もいます。
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加齢
歯の内部(象牙質)からくる黄ばみが多くみられます。歯の表面は固く透明度の高いエナメル質でできています。そのエナメル質に守られた内部にあるのが象牙質と呼ばれる部分が年齢とともに色が濃くなりエナメル質から透けて黄色く見えます。
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食事・喫煙・汚れ
コーヒー、紅茶、カレー、ワインなど色素の濃い食品の摂取で歯に色素が浸透・沈着し変色が起こります。タバコによりヤニの沈着、歯の変色がおきたり、プラークや歯石の沈着により歯の黄ばみが生じたりします。ホワイトニング中は色の濃い飲食物を控えていただくと効果的です。